赤ちゃんを泣かせないポイント その1 基本編

「赤ちゃんを泣かせない育児」
その1.基本編
その2.沐浴編
その3.寝かせ方編

今回はその1の基本編についてお話しいたします。
赤ちゃんが泣く時ってどんな時でしょう?
勿論、赤ちゃんが気分不快など何か訴えたい時ですよね?

心地良い時には泣かないのが赤ちゃんだと思います。
何をして欲しいか、言葉が話せない赤ちゃんにとって泣くしか訴えようがないのです。

生まれたばかりの赤ちゃんは、ママのお腹の中にいた時と同じ様な環境を再現してあげると比較的静かになります。
例えば、ママの体内雑音の録音を聴かせると静かになることはよく知られていますね。

私が今まで経験した中では、子宮環境を再現するもう一つのポイントがあります。
それは、子宮の中では生まれる寸前の胎児は、腕を胸の前で組み、足はあぐらをかくような姿勢で、狭い空間で動いてもすぐ子宮の壁があり、手も足も自由に動かせない状態だったと言うこと。

このことを念頭に育児をすれば、新生児期の赤ちゃんの泣く状態を少なく出来ると思いますよ。

赤ちゃんがびっくりして泣く時、モロー反射といって、両手を挙げ何かに抱きつこうとしているような反射がありますが、このモロー反射を起こさないようにちょっと注意してあげれば良いのです。
つまり、モロー反射が出るのは、赤ちゃんが「つかむところが無いこと」、「びっくりしたこと」ですよね?

びっくりさせたとしても

生まれる寸前の胎児の環境を再現すれば落ち着くはずです。

写真の様におくるみに膝を曲げて、両腕を胸の前にくんでしっかりとくるんであげると静かに寝てくれますよ。

お風呂(沐浴)の時や抱っこからベットに寝かせる時などに、この方法をとると静かになること請け合いです。

こんな風にバスタオルやおくるみで子宮を再現してみて下さい。

また、ご指導もいたしますよ!

勿論、お腹がすいていないことは絶対条件ですけどね~!

次回は、沐浴時の泣かせない方法を具体的にお話しいたしましょう。

武蔵小金井 グリーン助産院 菅井